みにくい遊郭の子
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みにくい遊郭の子

狩谷成

運命にたぐり寄せられた二人

ネタバレ
2025年9月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 8巻まで読みました。相模とエソラ二人の第一印象最悪の出逢いからスタート。最初は遊郭の楼主、相模がお面を被っている事が気になって、話が入ってきませんてしたが、どんな顔なのか見たいというチラリズムの策にハマってしまいました。イケメンでした!!相模には父親を火事で亡くした過去があり、遊女とその子供を助け出し、死にゆく父。相模少年は父の死ぬ間際に遊郭を託されます。そこで助け出された女の子がエソラだと気づいてからの相模は、エソラへの想いが溢れて…最高です!エソラの無鉄砲な振る舞いに、心配で冷静でいられない、目が離せないってとこがよいです。出逢った頃から「俺がこの子を守る」と決めていたのでしょう。
ただ…二人の関係はじれったいにつきます。エソラは相模にキスもされて、簪、櫛、着物も贈られて、「内儀(妻)になればいい」と言われています。自分も相模を好きだと自覚してます。鈍感極まりない。まあ、そこが可愛いところではありますが…
今後、エソラの父親は誰なのか?何故相模屋は狙われているのか?相模のお面の意味は?エソラは花魁になるのか?二人の恋路は…
まだまだ謎の多い部分があり、今後の伏線回収が楽しみです。
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