六郷365マーチ
」のレビュー

六郷365マーチ

日高トラ子

現行16話まで読んで

ネタバレ
2025年9月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 凄く惹き込まれます。

クソぺドヤクザ(義父)に肉〇ナホ、取り引きの道具扱いされている〇学生のスウ。そんな扱いなのに義父はスウに情を持っている?執着が垣間見えます。そんなクソぺド義父に〇されないようずっと幼さを保持し続けるスウ。

同じく養子の義兄にも関係を迫られたり利用されたり、義父の言いつけで客を取ったり・・・
客の中には義父担当の弁護士やヤクザの息子もいるけど、この二人に関しては他と違いスウに寄り添うような言動があります。特にヤクザの息子は私的にちょっと憎めない(先生以外の男はみんなクソである事は置いといて)。

陵〇されてる時の大人とスウの体格差に不快感と無力感で泣けてきます。
心では抵抗しているのに長年の仕打ちのせいで身体は悦んでしまうスウ。まだ子どもなのに・・・と。

そんな中、スウは自分の知る大人の男で唯一優しさ、安心を与えてくれただろう元担任の先生宅へ。
刑務所に入った義父と、客を取り続ける条件を元に先生と暮らすことを許され・・・

掃除洗濯家事。仕事とは裏腹にまともな生活がしっかりできるスウと、母を亡くし婚約者と別れ、三十路独り身で私生活が破綻していたけれどスウとの暮らしで安定していく先生。

スウの日常とのアンバランスさが顕著に出る「家の中」での日々が穏やかで、まるで夢のような安らぎを感じる描写。
一歩外に出れば搾取され地獄にいるかのようなスウのただ一つの安寧の場所。

スウの過去や現状を、想像の域を出ずまだ全容を知らない先生。情報が無い、あやふやなままだけど、スウを救うために動き始める。
恐らく近い将来、スウが先生に知られたくない確信に触れるでしょうね。
自分が売り物、慰み物にされてるなんて、好きな人には知られたくないよね。

これからどう動きどこに着地するか見守りたいと思います。

ちなみに先生の元婚約者がいい味出してます。嫌いじゃない。寧ろ好きかも。

現在単話売りのみで、単話をそのまま纏めた単行版が〇ンドルさんにありました。
今回は前半数話の値下げと更にクーポンでお安くなったので、こちらで既刊16話まで一気に購入。
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