ひゃくえむ。
」のレビュー

ひゃくえむ。

魚豊

こんなふうに

2025年9月19日
わたしのごく短い時間トラックが、だれよりも熱く、速く、本能的であれるなら。
どんなに良いだろう...

ひゃくえむ。に閉じ込められたのはたったひとつの情熱と幾千の墓石たち。
魚豊さんが描く人物に心動かされるのは、しかとした血流の気配をそこにみるため。
ロダンの彫刻のそれである。もっとも、作家の意思とは反する評価もしれないが。
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