熱が冷めた私たちは
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熱が冷めた私たちは

菊池策/magari

元凶のユリエに制裁なしで読後感悪い

ネタバレ
2025年9月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 元夫の頭のネジが狂ってるのはともかく、
その父親が息子夫婦の離婚に責任を感じて亡くなってるのに、元夫が元妻に許されてるのはやはりモヤる。
妻に離婚を突きつけられてから、愛してるのはきみだけ。って豹変されてもカチンとくるだけで、元夫って
人を怒らせる素質がありそう。
直前まで思いっきり蔑ろにしておいて、
逆によく堂々と言えたなと、こっちが恥ずかしくなったわ笑
父親の葬儀のあと、
元夫が元妻を気遣ったつもりなのか、ユリエと結婚すると嘘ついたのも最悪の選択としか思えない。
それが嘘だろうと事実だろうと、元妻に対して、
諸悪の根源であり、離婚の元凶となったユリエの名前を出すってバカなの?
トラウマを思い出させて再び傷つける必要ある?
この場面で、やはりポンコツ夫とは別れるべきだと思ったのに、元サヤでは夫の父親も亡くなり損よね。
元夫は悪人ではなくても他人の心の機微に鈍感で
それは一生治らないと思うからまた妻を傷つけると思うわ。
でも、いちばん消化不良なのは
元凶のユリエにはストーリー的制裁がなく、
あの女が一連の問題にまったく懲りてないこと。
終わりよければすべて良しとはいえ、
何人を不幸にしたのよ。
そういえば、レスの原因はなんだったっけ?
たとえ元サヤになるとしても
しばらくは別居した方がいいと思うわ。
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