これは、くらったなあ

読んでる途中、読み終わった後、余韻というか上手く言葉にできないジーンと沁みるような気持ちになりました。世界観に飲まれる、とはこういうことなんでしょうか？
今まで読んだことのない雰囲気の作品で、途中苦しくなるところもありましたが最後は読者のみならずキャラみんなを救ってくれる安心感があります。途中何度も心臓が締め付けられるような気持ちになり何度も涙が流れ何度も安心して微笑んでいる。こんな気持ちになれる作品はないと思ってます。
数話にかけて描かれた２人がふつうの生活を送る日々、苦しくもなったけどすごく幸せになりました。お願いだからずっと続いて欲しい、と願いながら読むほどでした。ふつうの生活って幸せなことなんだよねって気付かせてもらいました。
３巻の表紙の浩然の表情がすごく綺麗で見てるこっちまで嬉しくて、電子版を最後まで読み終わる時、最後に裏表紙に写真を撮ってる千紘が描いてあることを知り、千紘の前だからなのかと知った時は本当に涙が止まらなかったです。あんな表情ができるようになったなんて、本当に嬉しい。この２人だから埋められるものがあって感じるものがあったんだと思います。これから先もずっと２人一緒に、ふつうの生活も、今まであまり考えられなかった未来の生活も、沢山たくさん笑って過ごして欲しいです。
読み終わって数日経ってもなかなか気持ちが落ち着かないですが、これほどの作品に出会えて本当に幸せです。間違いなく宝物になりました。