私の専属奴隷が帝国の皇子だったなんて知りません!
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私の専属奴隷が帝国の皇子だったなんて知りません!

天城/

最高褐色攻列こちらです?最後尾札持ちます

ネタバレ
2025年9月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ とにかく無敵の強さの美丈夫、鳥を操り、命がけでたったひとりの番いである主人公を守る異国の男。嫉妬深く執着マシマシで溺愛、そのジャンルとは褐色攻め!!!!!ああ、久々に最高褐色攻めに出会え、わたくし喜びの舞が止まりません。あ、よければどうぞどうぞ後ろに並んでいただいて……。

主人公は容姿端麗な貴族の美青年。あまりの美しさから『白薔薇』と呼ばれ、小説冒頭でポンコツ王太子に求婚されてしまいます。(同性でも王太子私妃になれる国です)しかし誘拐された過去があり、誰とも接触なんて無理無理の無理。そう、ただひとり、幼い日に自ら選んだ奴隷の少年を除いては。奴隷の少年は主人公が衣食住と教育を与え、みるみる自分より大きく強くなっていきますが、成人した今でもお風呂の世話から添い寝まで無防備に任せる異常距離感のままなんですね。え、えっちだ~~。

主人公は顔が良すぎるため侮られがちですが、実際は賢く、教養があり、まっすぐ民のことを思い、斜陽国で外交や政治に孤軍奮闘したりする有能な青年です。ひょんなことから奴隷の彼が隣国の皇帝の皇子だとわかり、そこから帝国側のごたごたに巻き込まれていきますが、主人公も美しく賢く有能なので、奴隷の彼の危機にも全力で立ち向かっていきます。いいですよね、めちゃ強い攻をまもってあげられる強い受。

奴隷と伯爵令息から、皇子と何の身分も持たない美青年になっても、褐色攻めの彼はずーっと献身的で嫉妬深い主人公のわんこなのが良すぎてア~~~~~ッと顔を押さえながら読破しました。美しい挿絵もあるし、ボリュームがありながらテンポがいいので一気読みできるし、なによりえっちが大変えっちなのでおすすめいたします。このふたりのその後ももっと読みたいのでぜひ続編を……!!!
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