このレビューはネタバレを含みます▼
史実に沿ってるだけあってか読後感がすーごーく重いので、この思いを消化させたくてレビューを書きます。世界史の知識は中学の社会科止まりなのですが、歴史物が好きなので読んでみました。無料で3巻まで読んで、続きが気になって大人買いして一気に読んでしまいました。暗い、、 ひたすら暗いです。暗いけど面白い。面白いけど暗い。努力は報われず、登り詰めたと思っても信じた人に裏切られ、邪魔な奴を蹴落とすためなら手段を選ばない、、。ちょっとでも隙を見せたり、誰かから邪魔だと思われたら、無実の罪で追放されて処刑されたり、妃が何度変わっても同じことの繰り返し。まあ実際に不義の罪があった妃もいたけれど。読んでいて救いが無い。でも面白いです。史実に基づいた複雑でややこしい話を、わかりやすくしてくれてます。やっぱりどこの国も同じようにドロドロの争いの時代があったんだなあと思いました。宗教観の違いが血で血を洗うような争いにまで繋がることについては、正直その感覚がよくわからないけど、今も昔も宗教と戦争は切り離せない、デリケートでシビアなものなんだなと実感しました。現代でも、そうですもんね。
ヘンリー8世とその周りの人達がヤバい人ばかりなので、エリザベスとセシルとセシルの家族だけはまともというか、誠実で強く優しく、信念が変わらないのが唯一この漫画の救いどころ。そしてエリザベスとセシルの絆が固いのがとても良い。これは変わらないでいて欲しい。エリザベスとセシルが断絶したら泣いてしまうよ、、笑。まあ史実を少し調べてみた限り、大丈夫だと思うけど。主人公補正でセシルが悪事に手を染める描写はないけど、実際のところはどうなんだろう。あと、ヘンリー8世をはじめとする気持ち悪いオジサンの絵がうますぎて気持ち悪くてトラウマになる笑(褒めています、、)
暗いけど読んでよかった。政治が好きな人は楽しめそう。あらすじをちゃんと理解したいから、細かい字で書かれた政治的思惑や諸外国との力関係の説明も頑張って読んだけど、ドロドロした政治はあまり好きではないから正直頭が重くなった笑。でもエリザベスが女王になるのを楽しみに読もうと思います。イギリスに行ってみたくなりました。