狂った世界が癖になる...

ネタバレ

2025年10月7日

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....寝落ちしてもよいかな？なんて軽い気持ちで読み始めたのが深夜でしたが、気がつけば3時まわっても読む手を止められず、結局完走しました。
レビュー賛否両論なるのは納得です。
こんなテーマによく挑んだなと作者さんの勇気に脱帽です。
あらすじにもありますが主人公が連続殺人者にインタビューする....ん？インタビューウィズバンパイア？笑？なんて思ったら、主人公も闇抱えてる系とな！
殺人鬼の心理なんて何一つ肯定出来ないのに何故か見入ってしまう、誰しも境遇によってはなる可能性があるかも知れない、そんな哀れで悲しく狂った世界が現実に重くなる話です。
元彼が心理カウンセラーとは思えない行動とる所がありますが、それすらも殺人鬼の一種の人を惹きつけるナニカ、ソシオパス特有のカリスマ性なんでしょうか、一つ一つが奥深い....。
主人公の最後の行動が誰の為なのか、殺人鬼の人生を終わらせてあげる為？元彼への報復？
最後まで心を許してないようで、実はどこか共感していたと思うんですよね。その結果、元彼が〇されてしまったことで二律背反の状況になり、気持ちを否定する為、要は自分の為にやったのかなとも、取れるかな？なんて..思いました。
色んな解釈が出来ると思いますが、メリバである事は間違いないです......
重いんですが余りに現実離れしているからある種ファンタジーのよう、なので絵のタッチも敢えてこの雰囲気がよいのではないかなと思います。
暫くしたら読み直したいです、読む時の気分で感じ方が変わりそうな作品です！

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ぬんさん

(女性/20代) 総レビュー数：2件

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