包帯公爵の結婚事情
」のレビュー

包帯公爵の結婚事情

奏舞音/鬨乃美弦

溢れる臨場感

ネタバレ
2025年10月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 悍ましい見た目を持つ若き公爵と麗しい盲目の歌姫の恋、というストーリーがもう戯曲か?ミュージカルか?な設定ですが、遠からずそうなりそうな美しく心優しいお話(まだ途中)。
少年まんがのホラー作品で見た事がありそうな包帯ぐるぐる巻きの公爵様に恐怖漫画かと躊躇したのですが、読み進めると心がほっこりする、春の柔らかい日だまりの様な優しい空気感のお話で、購入して本当に良かった!大正解でした!!
公爵様の持つ闇とヒロインの明るさ朗らかさと共に秘めているものが物語の軸となり、二人を結び合わせていく(途中)。公爵様の心の澱を『痛み』を知る者(ヒロイン)の慈愛がどのように溶かしていくのか、とても楽しみです。
作者様の画力が素晴らしく(構成もでしょうが)背景の街並みや森の木々等が眼前に広がる様に感じ、ヒロインの歌唱シーンでは音符の動きでヒロインの喜びを、また天上から降り注ぐ光とヒロイン自体の輝きでその場の清廉さが目に見える様。歌声が聴こえるような気さえしてしまいました。原作ラノベも拝読し、ストーリーの奥深さに感じ入りましたがコミカライズはそのストーリーを補完し更に彩りを加えています。基本、マンガはマンガで楽しむ派(非アニメ/実写化、余計な手を加えてくれるな派)ですが、平面的なアニメになるより実写で見たいな(=映像になっても良いかも)と初めて思いました。ストーリーはまだ中盤?位かと思いますので次巻発売を楽しみに待ちたいと思います。作者様、どうかお身体を大切に。読者は気長に待ちますので!
いいねしたユーザ5人
レビューをシェアしよう!