渡職人残侠伝 慶太の味
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渡職人残侠伝 慶太の味

早川光/橋本孤蔵

内容『は』結構リアル

2025年10月14日
話数が少し進んだころからの、展開はトンデモである。ヤクザ・反グレとのバトル展開があったり、男も女も平等に脱ぐし、明らかに狙った卑猥方向のイメージ領域が展開されたりする。さらには鳥獣とバトルしたり神様に導かれたりクローズドサークルで殺人事件に巻き込まれて容疑者達の指をしゃ.ぶったり、最終的には『仮面舞踏会』で『マッパ天狗』となり『料理そっちのけでトンデモシーンだけ走馬灯』したあげくに『海のトリトン』で完結する。書いてて意味がわからないが、全て事実なので仕方ない。多分アワビあたりから本格的に調子乗ってると思う。
とはいえ、各話の内容は基本的に人情ものであり、きちんと料理ものとしてしっかりと成立しており、調理・料理に関するミステリ(謎解き)要素も有りと、普通に(突拍子もない展開や演出が問題なければ)かなり面白い良作。人によっては傑作となる唯一無二の域にある奇作である。
ただ、主人公の人格が『本作』『スピン元登場時~序盤』『スピン元後半以降』で別人レベルなのだが、まあ某料理マンガの海原先生も似た様な感じなので、多分大丈夫だろう。
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