緑色の下: 夢裏【タテヨミ】
」のレビュー

緑色の下: 夢裏【タテヨミ】

JAXX

私は断然こっち派。

ネタバレ
2025年10月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 緑色の下の続き?というかなんというか

前作の「再生と赦し」のテーマに続き、今回は夢と現実の境界がテーマ。
主人公の遥は、まだ心の奥に残る後悔や迷いと向き合う。
そして幼なじみの宗吾も、静かにその想いを受け止める。
タテヨミならではの縦スクロール演出が映える。
夢の中の柔らかい光と、現実のざらっとした空気感の差が美しく描かれ、 読む側までふわっと心地よく揺らされる。
 BL要素は穏やかだけど、触れたいのに触れられない距離感が再びドキドキを誘う。
 特に夢のシーンでの手のすれ違いは、前作よりも儚さが増していて、 思わず息を止めたくなる瞬間が何度もある。
そしてラスト。
 夢の中でしか届かない想いと、現実で交わす小さな触れ合い。
 そのギャップが、読後の余韻をより深く残してくれる。
よかった〜
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