3月22日、花束を捧げよ
」のレビュー

3月22日、花束を捧げよ

小中大豆/笠井あゆみ

名作

ネタバレ
2025年10月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイムリープというファンタジー世界に、生身の高校生の葛藤をリアルに落とし込んだ素晴らしい名作。
先がどうなるのかまったく読めずはらはらし、滑らかな文章もあって一気読みでした。
伏線の一つ一つが練られていて、毎度ながら小中先生の教養にも脱帽。
海路が傷つくシーンは可哀想だったけど、蓮に理由があるのは分かったし、光一くんを含めてみんないい子なのも良かったです。
だからこそ、絶対ハッピーエンドになるはず…なって欲しい〜と2巻はひたすら3人の無事を祈っていました。
最後に光一くんが見せた肉食具合には笑い、海路が探り当てた「蓮のお父さん」のエピソードには胸がじんわりしました。
本当に読めてよかった〜、たくさんの人に読んで欲しいと思う名作です!
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!