姉に悪評を立てられましたが、何故か隣国の大公に溺愛されています
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姉に悪評を立てられましたが、何故か隣国の大公に溺愛されています

咲宮/あのねノネ

もったいない。。。

ネタバレ
2025年10月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ ストーリーの大枠は面白いのですが、なんでわざわざ転生物にしたのかな?と、そもそもの設定が疑問でした。せっかくの設定なのに、あまり活かされてない気がします。母親の考えに染まらなかった・三女や父兄の態度もダメージが抑えられたことの大きな理由なのかなと思うのですが、それがあまり感じられませんでした。物語のプロローグで自身の来歴の紹介に出て来たのと、冒頭でヒーローの国の特産品の緑茶に気が付いたところくらいでしょうか。。。?2巻に至っては前世のぜの字も出て来なかった気が。。。気にしながら読んだ訳ではないので違ったら申し訳ないのですが、無理して転生物にする必要は無かったのではないかなと感じます。

ヒーローについても、わざわざ心の声が聞こえる設定にしなくても良かったのでは?心の声が醜く無かったからヒロインのことが好きになったというのは…分かるような分からないような。それに、それならそんな特殊能力なしに相手のことを理解できるリカルドの方が魅力的なのではと思ってしまいますし、ヒーロー自身もその能力があることを逆にコンプレックスのように感じてもよいのになぁ。。。等。ちょっと人間味に欠ける気がしました。

三女の思考の異次元っぷりが面白いお話しだなとは思いますが、ちょっと勿体無いなぁと感じます。。。
あと、家族愛に溢れた長女と次女が素敵です。
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