このレビューはネタバレを含みます▼
婚約破棄だの悪役令嬢だの、ただの恋愛のもつれ絡み題材が多い中これはまともに政治絡みでの処刑→そして死に戻り。
死に戻る力が誰の何によるものなのかマンガではまだ語られてないので、ミステリー要素もファンタジー要素も残しつつ展開していて面白いです。1巻が長いとより好みです(笑)。たびたび出てくるクロスのペンダントが鍵なのかな?
それにしても主人公の父親は国王でもあるのに子供に責任負わせすぎじゃない?女性に権力がないなんてどこの国も(現代ですら)大して変わらないのに、他国に間諜も入れずに下卑た風習満載の王宮に裸一貫箱入り娘放り込むとかキチクの所業なんですが?
マリアを影で動かせるよう味方に引き入れたのは本当にキャサリンが賢いけど、自国の味方をひっそり入れておいた方がもっと楽に動けるだろうに。
キャサリンは本懐はちょっと譲って子供産んだほうが今より立場が安定するけど、女性って子供産んでしか権力持てないとか、本当身体張るしかないくらい手段少ないんだよね。大公も覚悟を行動で見るって言ってたし、キャサリンも命賭けるって言った以上産んだほうがうまくいくんだろうね。正直遺伝子半分入るとはいえ、復讐相手の子ども産んだところで、身動き取りづらくはなっても人質にも権力にもできるわけなので得るものの方が大きい。どうするのかな?
ジョージも幸せになってほしいなぁ。