イキガミとドナー
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イキガミとドナー

山中ヒコ

胸が締め付けられる

ネタバレ
2025年11月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ まだ幼い子供がイキガミ認定され、施設で暮らし親の顔も忘れていき世の中の当たり前を知らずに育ち
当たり前の感情や経験もできず、ただ戦いの中で生きるのは、それしか知らないから何も思わなかったかもしれないけど
唯一無二のドナーに会い、いろんなことを知っていき、いろんな感情が芽生えた
その過程が言葉は少ないのにとても丁寧に描かれていました。
吉野だったからこそとても深い愛で鬼道を包んであげれた成長させることができた。

作品の設定がSFでありながら現実にも起こり得そう(SF要素を抜かせば起きているとも言える)で
人ごとではなく考えさせられることも多かったです。
胸が締め付けられる展開もありましたが、最後の終わり方がとてもよかったです。
本当にいい作品でした。スピンオフも読んでみたいです。
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