コミカライズ成功

ネタバレ

2025年11月22日

このレビューはネタバレを含みます▼ 公開されている話まで読んで、すっごく良かったので原作も読んできた民です。
なろう系小説のコミカライズは原作のイメージをそのまま表現している作品と、残念ながら原作の良さを引き出せなかった作品と、原作の良さをさらに引き上げる作品がありますが、これは最後の良さを引き上げる作品です。
最初は少し画力にゆらぎがあるのですが、話が進むほどに画力・表現力が上がっていって、２４話の２人のダンスシーンなんて、エロを描いてないのにすっごくエロかったです。（感動で語彙がついていかない）原作ではあっさり書かれてて特別盛り上がるシーンではなかったので、友成ユタ先生すげーっと感動しました（語彙が）
まだ連載中ですが、皆さんにもぜひ最後まで読んでほしいです。
友成ユタ先生の他の作品も読みたいのですが、公式には、まだこの作品だけなのかな？思いがけず今後も追いかけたい作家さんに出逢えて嬉しい心境です。
ストーリーは、ループを繰り返す可哀想な生い立ちの悪役令嬢（実は優しい）と、皆に愛される可愛い妹（実は性悪）とスパダリ王子の恋愛で、ありがちな内容ですが、それは前半の早いうちに決着します。しかし、愛を確かめあった王子と悪役令嬢が婚約するには、現実的に乗り越えなくてはならない問題があるのです。
前半は王子と悪役令嬢はまだ学生、子供の恋愛感情でキラキラと可愛らしく表現されていますが、立ちはだかる大人の事情があることを知り、諦めずに努力を続けるうちに２人の顔立ちや立ち居振る舞いが大人になり、色気がある大人の熱愛に変わっていく…それを画力だけで表現している作家さんに感服です。
ホントに、素敵な作家さんに出逢えて良かった。原作にあった少々気になる表記間違い等も直されていて、編集の方達も丁寧にコミカライズされているのでしょう。

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陸のトリトンさん

(女性/30代) 総レビュー数：1件

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