このレビューはネタバレを含みます▼
技術部から営業部に異動になった受は、仕事も人間関係もうまくいかずどん底。緊張や不安から指先が冷え、悪化すると眠気を催す体質もあって多方面から負荷がかかっていました。その日も体調不良から休める場所を探し湖鏡神社という名の境内へ。帰ろうとして転げ落ちると、会社には自分に好意的な同僚の居る世界になっていて…。
ざっくり言うと居心地のいい並行世界で受が安穏とするのではなく、自分の気持ちや心と向き合い成長する話でした。優しい攻や同僚と話すうち、受は過去の自分に何が足りなかったかや立場の違いからの誤解に気づいていきます。そして求めるのはその世界や優しい攻ではなく、ぶっきらぼうでも対等に扱ってくれ、ずっと自分を見守ってくれていた元の世界の攻だと思うのでした。
並行世界とは時間の流れが異なり、戻って来た受は向こうへ行く少し前に戻されます。そしてあちらで知ったことや反省・気づきを活かし周囲への認識や態度を改めるのでした。
で、この先生上手いなあと思うのは、それで攻と上手くいってめでたしめでたしではなく、それからまた弱った時に向こうの攻と再会するんですよね。さあ受の選択や如何に…です(笑)
受のみならず、違う世界へ行かずとも自分が変われば周囲も変わるということを再認識し勉強になりました。
受は頑張りやさんですが、少し考え方や捉え方で周囲との誤解があったみたいです。これからは頑張りを良い方向に向けて、公私共に攻と幸せになって欲しいと思いました。