王妃のプライド【単話売】
」のレビュー

王妃のプライド【単話売】

たけなかみき/市尾彩佳/氷堂れん

原作読了です

ネタバレ
2025年11月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ このお話のコミカライズがある事を知り読みましたが…やはり漫画にするとしんどいですね。
王妃が本当に可哀想で辛いです。
王と体の関係を持たざるを得ず、でも心だけは許さない王妃。
ここからは原作のネタバレになりますので、読みたくない方は読まないでください。

王妃は物語の最後らへんまで王に心を許しません。
昨今のすぐにヒロインが絆される物語とは違います。
王は身をもって知ります、自身の罪深さを。
最後まで絶対に王妃が笑顔になる事はないんです。
そして最後の最後、2人の子供たちと交流してる時、ようやく自然と笑顔になっている王妃が見られます。
原作で読んだ時、号泣しました。
幼い少女の受けた屈辱や傷は深く、王から最初に与えられたプレゼントの花だけが心の拠り所で。
望まない夜の営みに耐え、どんなに頭で理解していても王を本当の意味で受け入れられず…とても苦しいお話です。
でも苦しみってずっとは続かないんですよね。人は、一生憎み続ける事は出来ない。
子供たちと交流している時にようやく見せる笑顔…本人も無自覚の。
ずっとプライドを持ち続け、王は贖罪を続け、子供たちが昇華してくれたような気がします。
そういう物語です。
原作はとても重厚で人の心の重さをしっかりと書いている作品です。
コミカライズでどこまで描けるのかを追ってみたいと思います。
いいねしたユーザ9人
レビューをシェアしよう!