「余命一年の公爵子息は、旅をしたい(コミック)
」のレビュー

余命一年の公爵子息は、旅をしたい(コミック)

Gisces/サンボン

切なく、でも強く、そして伝説へ

ネタバレ
2025年11月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 立つことも歩くこともできず、苦しみながら死んで行くだけ、そんな無い方がましな人生を変えたもの、それは1冊の本と、強い意志でした。 フィクションだからという点を差し引いても感動してしまうものがありました。 そしてヨナを苦しめる原因の多すぎる魔力が、ほかの人間には使えない古代魔法の使用を可能にしているという運命的な皮肉。 死を待つだけの子供って家族としては気持ち的にもかなりの負担だと思います。 それがヨナの場合は父親の価値観もあって無視される的な扱いになったのでしょう。 動けるようになってからも弟に劣るということで家族には受け入れられなかったヨナですが、家の外ではギュンター医師やその他との心暖まる出会いがあり、読んでいても救われる思いでした。 全身が激痛に襲われるというと、現実ではイタイイタイ病や、歌手の米良美一さんが苦しめられた先天性骨形成不全症などが近いでしょうか? ・・・莫大な魔力を消費する大魔法を放ったら症状が良くなるかと思ったら苦しんで気絶してしまうとか、将来が全然明るくなりません。 それでも、何か死なないで済む方法や出来事があるのではないかと、それと読者としてはヨナの活躍にワクワクもしながら2巻以降を待っています。
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