5人の王
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5人の王

絵歩/恵庭

面白い

ネタバレ
2025年11月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公のセージが星見のヒソクに代わり王宮に行き、青の王に召し上げられるところから始まります。(以下重大なネタバレあり)

最初はかなり楽な気持ちで読めましたが、セージが奇妙な声を出せるようになってきてから物語はどんどん複雑になっていきます。
ヒソクの正体や本当ののぞみのこと、王の禁忌について、青の王の目論見など、予想だにしない展開が嵐のような速度で来るので非常に難解です。謎をセージと共に解いているような気持ちです。セージが過去に頻繁に飛ぶようになると何度か読み返さないと展開をしっかりと理解できませんでした。(その分かなり重厚で設定も人物描写も非常に細密なため面白いです)
青の王とセージの恋愛模様は壁が多すぎて見ていてしんどくなります。途中、青の王がルリを抱いた描写や、セージが緑の王として部下であるグリニッジを抱いた描写が出てきます。現代が舞台ではなく、王達の話である性質上、貞操観念に関して価値観の違いがあり、読者がそのギャップについていけなくなる可能性もあります。何が来ても大丈夫、難解な話が好き、ダークで辛い中、ほんの僅かに感じる青の王とセージの恋愛感情を楽しみたい方には、非常にお勧めします。
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