糸永くんの恋の糸
」のレビュー

糸永くんの恋の糸

奥田枠

切なくて苦しくて心臓が潰れそう

ネタバレ
2025年12月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 開始10ページでもう胸が痛い

二度と会いたくないと思っていた相手と再会しちゃって、グイグイ距離詰められるのきついよね
ハッピーエンドに向かってると信じてはいるものの、1ページ1ページめくるのが怖くて手が震えました
さすが奥田枠先生…HOUSEを描いた作者様…

2人はかなり早い段階で付き合うことになりますが、過去に攻めからいじめられていた受けの「もしかして俺をいじめてたこと忘れてるのかな。なかったことにできるならそれはありがたいかも知れない」っていう思考が悲しかった
いじめられた側は怒ることも許すことも忘れることもできず、自分をごまかしてなかったことにするしかないのかな…

からの目隠しプレイ(初体験なのに)
えっ…あたおなの…?どういうこと?「見えなきゃ恥ずかしくないでしょ」っていう(本心は別のところにある)攻めもなんなのって思うけど「うーん?た、確かに…?」って受けお前!そんなんだから流されて悲しい思いするんだよー!疑問は言葉にして、態度で拒否しなきゃダメだよ。これは絶対に攻めがおかしいんだから!
全てにおいて自信がなくて流されていく受けがひたすら悲しいです

このあとの展開も、本当にずっとずっと心臓が潰れそうに痛いし、とにかく最初から最後まで受けが可哀想です。
でも、それでも攻めのことが嫌いになれないのはきっと私が攻めの気持ちがわかってしまう人間だからだと思います。
受けのことがこんなに可愛いのに、私は攻めの気持ちのほうがわかってしまう
可愛い受けはこの攻めじゃないほうがもっと簡単に、楽に、幸せになれるのに、絶対に私は受けに幸せになってもらいたいのに、相手は絶対にこの攻めがいいとも思ってしまう。
読んでいて音を上げそうなほどこんなに胸が痛いのに、それでも2人を追いかけてしまうのはそういう理由でだと思います。

さて、紆余曲折ありましてきちんと二人がくっつきますが、1巻のラストはちょっと性急に感じたので、2巻があってよかったです

2巻も変わらず胸は痛いわドキドキするわ、ページめくるのが怖いわで休憩を挟みつつ読みました
でも最高でした。2人が幸せなラストを迎えられて本当に良かった。この本は一生、何度でも読み返します。毎回同じように苦しいと思うけど、それでも読み返します。
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