このレビューはネタバレを含みます▼
まず一言、素晴らしかったです!!
友人の勧めでBLを読み始めてまだ半年。頭を空っぽにして読める甘々な作品から、青春もの、涙ものまで手当たり次第に読み漁り、見事に沼にハマりました。気づけば半年で十数万^_^
その中でも、はらだ先生の作品はどれも「人間ドラマ」を描く力が群を抜いている。
モモは、幼少期から性が何かも分からないまま身体を売り、愛されたいと泣き求める余地すら奪われてきた人物です。やたちゃんと一緒にいる時のモモの表情には、ところどころ幼さが残っていて、柔らかくて抱き心地のよさそうな体つきも含めて、あの頃から大人になりきれないまま時間が止まってしまったように見えました。
「可哀想だと思われるのは嫌だった。でも平気だと思われるのも嫌だった。」
見て見ぬふりをする方が楽。確かにそうなのかもしれない。その感情の矛盾や逃げ場のなさが、モモというキャラクターをとても生々しくしています。
モモ母との別れのシーンでようやく年相応の男の顔になれたように見えて、胸が詰まりました。もう自分の素直な気持ちに見て見ぬふりをしなくていいね。やたちゃんの寛大な愛と、真っ直ぐな言葉があったからだね( ᵒ̴̶̷᷄-ᵒ̴̶̷᷅ )
でも、それだけじゃない!
はらだ先生、やっぱりエロも秀逸でした。
これだけシリアスで重たいストーリーなのに、どうしてこんなにエロいんでしょう。 ビッち受けという属性は、ともすれば「何をされても、何を言われてもビッち止まり」になりがちなのに『やたもも』は違う。テクニックで押し倒す攻めでもなければ(やたちゃんごめん笑)、鬼ちくプレイで泣かせるような攻めでもない(いやちょっと鬼かも笑)。
それでも、ひたすら愛!愛!愛!を注ぎ込まれるモモの反応がとても可愛くて、可哀想で…あ〜くりちゃんが羨ましい!!