元戦闘用奴隷ですが、助けてくれた竜人は番だそうです。
早瀬黒絵/城キイコ
このレビューはネタバレを含みます▼
主人公のユイちゃんはかわいいし、竜人のセレストさんは美形で紳士。
綺麗で紳士なセレストさんは、竜人の本能から番に対して尋常でないくらいの想いと執着、湧き上がる独占欲があります。それなのに、ソレ(本能)を良しとせず自制し、ユイちゃんの意志を尊重してくれます。
番というだけではなく、ユイちゃん自身のことを知りたいと思ってくれるところがいいです。
抑えきれない想いと葛藤している姿が、とにかくいい!
そんなセレストさんの気持ちに向き合って、拙いながらも応えようとするユイちゃんもいい!
ユイちゃんは生真面目で素直で優しくて謙虚、そしてちゃんと自分の意志もあり行動もできる魅力たっぷりの女の子です。
3巻の予告では、ユイちゃんを人質に取られたセレストさんが一方的に傷付けられるシーンでした。
辛い展開を想像していましたが、セレストさんが傷付くことを嫌だと思ったユイちゃんが、奴隷の時のご主人様への恐怖を断ち切って、抗い反撃し活路を開きました!
その活路にセレストさんが瞬時に応え、事なきを得…いえ、圧倒的な力の差で制圧しましたね。
躍動感溢れる戦闘シーもこのお話の見どころです!
そして、セレストさんに恋している使用人のアデライド。
ユイちゃんへ嫉妬し、意地悪をし、セレストさんがユイちゃんへ贈ったものを盗むアデライド。
そんな、アデライドの行いは許せませんが、セレストさんの事を長年想ってきたアデライドの気持ちも解らないわけでもなく…。
3巻末では、自分の気持ちを抑えられないアデライドが、敵視しているユイちゃんへ暴言を吐き、セレストさんの逆鱗に触れます。ビリビリと部屋の中を凍らせるような怒気を立ち昇らせるセレストさん。と、いうところで次巻へ続いてしまいました。
ユイちゃんは優しいし、同じく使用人でアデライドの母のセリーヌさんもいい人なので、良い方向へ収まってくれるといいなぁ、と思います。
ただ、アデライドは気が強すぎるし、ユイちゃんの事をあんなに憎々しい顔で見てるし、アデライドがユイちゃんの事を認めて懺悔するとか考えられないので、ザマァ展開にしかならないのかなぁ…🥲
4巻、アデライドの事は納得の対応でした。
5巻の予告を見ると、人間と竜人、まだまだ試練が続く様です。
とにかく、二人がどの様に想いを育て番となっていくのか、最後まで追います。
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