水の春
」のレビュー

水の春

黒沢要

穏やかで優しく、ずっと読んでいたい‥

ネタバレ
2025年12月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 高校生の二人と、その父親と恋人のお話しでした

同級生の四ノ宮吉野と春原澄。
お互いに大事なものを尊重して、自分を好きだと言う吉野に心惹かれていく様子が、高校生らしいもどかしさと大胆さで丁寧に描かれていて、とても心地良いです
卒業後の二人の様子が後半に描かれていて、思わず笑みが溢れます(^-^)

作家である春原泉先生と元担当者の基。
妻を亡くしてから一人で澄を育て、執筆を進める“先生”を密かに想っている基。
亡き妻の面影を自分に重ねているだろうと、切ない思いを抱える基に、先生は自分の想いを伝えます。
二人のやりとりがとても優しく穏やかで、その愛情は静かでとても深く、じんわりと胸に沁み入ります。

この先もずーっと読んでいたいと思える、とても素敵な作品です
ありがとうございました!
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