このレビューはネタバレを含みます▼
以前試し読みで読んでから気になっていて、完結したことを知り読みました。
最初がえりこメインだったので、どうしてもえりこに肩入れしてしまって、すごく前向きでいい終わり方ではあるんですがほろ苦く切なかったです。
マウント取りがちな詩歌がどうにも好きになれず、北山も試し読みの時点では天然タラシキャラかと思ったら結構計算高いことを知り全く好きになれなかったです。
高校生編以降2人がくっつく感がビンビンに出てるので、えりこはすっかり空気になってるし、軽音の打ち上げでの北山の行動で既に答えは出てた感があるから、もうあそこで終わりでもよかったんじゃないかな。
その後は周りの人のエピソードで無駄に巻数を延ばされた感じ。男鹿先輩への救済は分かるが、ナオミのエピソードは誰にも救いがなくて必要だったのか疑問です。そういうテーマを入れたくて、無理矢理入れた感がありました。
途中えりこと北山の絡みがほとんどなかったから、最終話に向けての展開は雑さを感じました。引き延ばしたせいでえりこの一世一代の告白も今更感とやっつけ感が出ちゃってるし、かと言って北山・詩歌の方に大した見せ場がある訳でもなく、手を広げすぎて主軸がぼやけてしまったのは残念でした。
おそらく作者が一番力を入れていたのは詩歌のエピソードっぽいので、えりこは最初からかませ犬だったんですよね悲しいことに。後半、詩歌が更生して、何故か都合よく性格まで変わっていい人感を出してくるのは非常に解せなかったです。
リアルにありそうな話なのに、所々非現実的な設定や急な茶番がぶっ込まれるので、時々ついていけない感じがあって好みが分かれそうな作品だと思いました。