描き切れていない感じがした




2025年12月30日
独善的な副社長が、仕事も家庭もうまくいかず、攻めである部下の部屋に泊まらせて貰うところからストーリーが展開する。ちょっとした部下との会話から自分の至らなさや未熟さに気が付いていくが、全て後手に回る。失うことで自分を見つめなおし…という内容だが、副社長の良いところが見えなかったし、彼に恋する部下の気持ちの移り変わりも分からなかった。あそこまで偏見や頑なな副社長が、同性愛を受け入れるまでの過程にちょっと説得力が足りない。兄や妻、子どもとの関係性も、もう少し深堀して欲しいというか、物足りなさが最後まで拭えない。特に兄に対する劣等感やプライドが強調されているが、そこに至る背景が仕事での1回の失敗しか見えてこず、それまで積み重ねた生活の背景や関係性などが分からないのが残念。
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