オオカミの血族
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オオカミの血族

井上佐藤

成長した子供たちの話が感慨深い

ネタバレ
2026年1月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「子連れオオカミ」の続編で、子供たち世代の話。あっくん、チッチ、のんが気になってたので、こう落ち着いたか~と感慨深い。前作であんなに仲良かった赤ちゃん同士のあっくんとチッチが、少し成長して再会したらケンカばかりで、本作でもそこから描かれてますが、え、それにしてもそのまま大人になるの早すぎませんか!
前作でもレビューした特徴ですが、本作は前作より時間の経過がめちゃ早い!そしてその間の説明が全くない!その間に何があった?どう過ごしてた?どういう気持ちだった?まさにそこが知りたい!そこ核心で大事なとこでしょー!という所が、完全にすっ飛ばされています。でも、それが良い所でもある。
その余白部分を、読み手が想像できる、いや想像せざるを得ない。彼らがどういう時間を経て、どういう気持ちでどう日々の生活をやり過ごしてきたか…普通は出来事やエピソードをいろいろ描きたくなるのではと思うので、それをせずに実感させ想像させるのが、この作家さんの凄い所ですね。
そして本作の見所は、のんです!あの小さい可愛らしかった赤ちゃんなのんが、めちゃくちゃカッコ良くなってるー!長髪も好み!素直なのんに比べ、あっくんのウジウジ加減に少々イラつきますが、チッチへの長い片想いの昇華と気持ちの切り替えには、それだけの時間と葛藤が必要だったんでしょう。とにかく、あっくんとのんがハピエンで良かった。またそこからが見たいのに~!という所で終わってるので、可愛い正ちゃんとほのぼの3人暮らしの続編を見たい!というか、この流れはまさかの正ちゃんターンもあるのでは?と思ってますw
あと本作には、別作品で税理士とショーパブオーナーの話も掲載されてますが、こちらは残念ながら全く好みじゃなかったです。
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