29歳の不・純愛 ~あなたが恋しいだけだった~(分冊版)
小嶋すみれ
このレビューはネタバレを含みます▼
前作は今作の主人公である堀綺代が「一途に好きだった、妻から奪おうとしたが奪いきれなかった」男である観月とその妻の復縁モノでしたが、正直観月がゴミすぎて、妻春菜が簡単に観月を許すので何ひとつスッキリしない終わり方でした。こちらは前作において諸悪の根源だった堀がバツイチ子ありの男と結婚して苦労する話。なんなら仕事でも苦労するし、わりと散々です。でも堀なのでメソメソしてないしウジウジもしないし、何があろうと私が私を幸せにしてやるわ!って態度なので前作よりずっと読んでて楽しい。堀の結婚相手である光博が堀にベタ惚れなせいもありますが、驚くほど光博の前妻がやばい女なのでなんだかんだでボロボロになった堀、とうとう最終的に観月夫妻の幸せを心から願い、春菜の幸せそうなブログを「もはや癒し」とまで呼び、相変わらず無自覚モテ男である観月に寄ってくるハイエナ女子に観月そっくりのタチ悪い男を押し付けて春菜の知らないところで守ってあげてるのは笑いました。堀は堀なのでこれからも何かあれば「私は欲しいものは自力で手に入れる!」とはなりそうですが、とりあえず光博の愛が大きそうだし、最後きっぱり前妻の誘惑を断ってるから当分は幸せが続きそうかな?
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