「香国の下剋上~虐げられた調香師は不遇の皇子と天下を狙う~ 分冊版
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香国の下剋上~虐げられた調香師は不遇の皇子と天下を狙う~ 分冊版

江坂純/鈴宮ユニコ

蓮の香りが運命を変える

ネタバレ
2026年1月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 香りが人の価値や運命すら左右する香国という舞台設定が鮮烈な一作

卓越した才を持ちながら虐げられてきた調香師・沈月と、幽霊と恐れられる不遇の皇子・夜静――二人の再会は単なる邂逅ではなく、過去そのものを揺さぶる必然として描かれる
記憶を奪い、世界の理をも歪める百香の存在が、物語に濃密な謎と緊張感を与え、確かな吸引力となっています?
甘美でありながら残酷な「香り」というモチーフが、権力闘争と因縁の復讐劇に深みを添える構成も秀逸
伏線の張り方はあえて明瞭で、その分、真相へと向かうカタルシスへの期待が高まる

異色の設定と王道の下剋上ロマンが美しく調和した、先の展開が待ち遠しい作品
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