「キリングライン
」のレビュー

キリングライン

モリエサトシ

オシャレでポップでバイオレンス

ネタバレ
2026年1月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私にだけ優しい殺人鬼ジャンルの最高峰だなぁと個人的に思います。

殺し屋がヒーローなので裏社会やヤクザがジャンジャカ出てくるんですが、アクションがスタイリッシュで描写がリアル。任侠味がするのもこの作品の醍醐味です。

なんといっても作中に登場する古典映画がストーリーに沿っていて、チョイスが秀逸。古典映画なので大体内容がぱっと思い浮かぶのもありがたいです。何よりお洒落。

ヒロインのまこは媚び媚びしてますが、ここぞというときの胆力があるし、見た目が可愛いし、本当にあの親に育てられた子なの…?と疑うくらい真っ当な感性のいいこなので嫌みなく読めます。むしろ、作中色んなことを乗り越えて成長していくので読み進めていくうちにどんどん好きになっていきます。

殺し屋の煙は、恋愛映画に憧れるピュアさと幼少期から殺し屋をしている故の無邪気な冷酷さ残酷さという二面性が非常に魅力的なヒーローです。基本的に愛嬌のあるキャラなので殺し屋設定がさほど重くないのもポイント高いです。

殺し屋と女子高生がどうにかなるのか??と思うなかれ。丁寧に読みとっていくと、ふたりがどうしてお互い惹かれあって双方にとって大切な存在になるのか、とてもよくわかります。題材が題材なのでその辺りの納得感がうれしい。

アクション、クライム、ドラマといった系統の映画ファンなら魅了されてしまうようなラブシーンもとても良い。個人的に最終巻のヒーローのハイライトが消えた目は必見です(?)

エンディングを見て最初から読み直すと色々な発見があるのも楽しいです。

美しく綺麗に終わっているのも大変良きでした。
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