このレビューはネタバレを含みます▼
この社会では運命とも敷かれたレールともいわれるものかあり抗ったところで最終的には無駄であり従うしかないものがある。
主人公の悠一郎にとってはそれは家であり家業である。
父親が蛇園組の四代目組長であることから生まれたときから社会の外側の人間として生なければいけない悠一郎にとって周りの世話を突っぱねたり用意したものとは別のものを身につけたりするのが精一杯の抵抗だった。
いかにも極道という感じの屋敷の一角にある洋館は母が残したものであり今そこで悠一郎は生活しているのだがその世話は謎の執事である椿がしていた。
いやだといっても聞かずに世話焼きをする飄々とした椿に苛立ちが抑えられない悠一郎は椿を好き勝手しようとするが逆に組み敷かれてしまう。
親や周りの世界が嫌で拒否してもまともに聞いてもらえないのはつらそうだし尊厳を守られないのはへこむと思った。