「シルバーマウンテン
」のレビュー

シルバーマウンテン

藤田和日郎

すべてが一線級

ネタバレ
2026年1月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 藤田和日郎先生が異世界という定型フォーマットに踏み込んだ瞬間、その枠組みそのものが鍛え直される――。

老境に達した武の達人が若き肉体を得て、魔と竜が跋扈する〈仙境〉へ――この導入だけで胸が鳴ります
魔法より拳、理屈より鍛錬という思想が物語の芯に据えられ、無双の快感すらどこか渋く重い
とりわけジジイのかっこよさをここまで真正面から描けるのは、長年王道を描き続けてきた作家ならでは
世界観のスケール、画面を貫く熱量、そして次を読ませる引力――すべてが一線級です

懐かしさと新しさが同時に押し寄せる一作
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