このレビューはネタバレを含みます▼
作者さん買いです。ドロドロ執着系好きです。
攻めの一方通行な重すぎる愛が怖いです。
幼なじみの妄と亮。
妄の世界は亮で出来ている。
亮はお調子者で、楽しい子だけど
気を持たせるような冗談を言うのは良くない。
冗談を本気に受け取ってしまっている
妄の亮への想いは膨れ上がっている。
そのせいで妄は亮とは恋人同士と思い込んだ末、
亮に裏切られたと思い、指を折り、強制えっち。
恐怖しましたが、これくらいの執着は大好物。
それから囲われ、妄に支配される亮。
淡々と生活してる妄。
亮が逃げ出した先で、狂った妄に酷い目に
遭わされるのでは無いかとヒヤヒヤしたけど
「なるほど…そうなるのか」と思いました。
亮が1人ぼっちだった妄に生きる意味を与えたし、
2人の今までの思い出が消える事は無いのですね。
学生が通り過ぎた瞬間、ふと昔を思い出した亮には
色んな感情が巡った事でしょう。
亮が普通の人生を歩む為には妄を捨てるしかなく、
一方で捨てられた妄は亮のいない人生を
生きる事は出来ないでしょう。
悩んだ末、亮が妄を選ぶことを決めたのは
同情なのか、依存なのか、愛情なのか…。
この感情は、とてつもなく複雑であると感じます。
最後、妄に「亮ちゃん、幸せ?」と聞かれ
言葉が出ず、逆に聞き返した亮の気持ちは
どんなものだったのだろう。
行き着く所まで行き着いた2人ですから
なるべく穏やかに生きていって欲しいな。