「愛のアランフェス
」のレビュー

愛のアランフェス

槇村さとる

感慨深い

ネタバレ
2026年2月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ もう50年近く前の漫画になるのでしょうか。
今とは違うルールだったり、今ではもはや古く思われるスケートの技術だったりはあるでしょう。しかしこの漫画の価値は失われることはないと思えます。トリプルアクセルもクアドラプルも出てきます。あの頃はこんなふうだったのだなと、時代背景を考えて読んでほしい。
フィギュアスケートを題材にしていますが、人間(男女それぞれ)の成長や、アスリートとしての悩み、恋愛がスポーツ競技者にどのような影響を与えるか、家族の問題など、さまざまな問題が丁寧に描かれていて素晴らしいと思います。
連載していた頃は自分があまりに子供だったのでよくわからないこともありましたが、回を重ねて読むごとに、大人になるにつれてわかってきたことがたくさんあります。
「エースをねらえ!」などとともに、少女スポーツ漫画の傑作だと思っています。
今回、ミラノ・コルティナ五輪で「りくりゅうペア」が金メダルを獲り、一番に思ったことが、「50年かかった……」ということでした。同じようなことを感じた方がいるかしら。
古くさいと思わず、今こそ読んでいただきたい漫画です。
いいねしたユーザ5人
レビューをシェアしよう!