フェイクフィクション【電子限定描き下ろし付き】
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フェイクフィクション【電子限定描き下ろし付き】

ゆいつ

絵は好きだけど、キャラが掴みきれず

ネタバレ
2026年2月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家買い。ゆいつ先生の作品の中で一番好きなのが「バカな犬ほど愛おしい」と「REVERSE」である人間の感想です。

意識しまくっていた相手と一晩共にして、目隠ししてたとはいえ、朝起きるまでそれがその人だと気づかないなんてことあるだろうか、と始まり方に違和感。細かいことにこだわらず、出会ってすぐ合体する勢いを楽しめばいいのかもしれないが。
透のように、濡れ場で積極的に攻める受けは大好物で、ちょっとしたイチャイチャでも受け身でなく自ら絡みにいくのは最高。
なんだけど、、、
私は今回嵐のことも、透のことも、どういう人間なのか、その芯の部分みたいなものを掴みきれなかった。嵐は感情表現豊かで社交的?透は人と心の距離をおこうとしてて、でも合体には妙に積極的?で、そんな二人が体で始まるも仕事でも真剣にやり合いながら最終的に心も結ばれるということなんだけど、、何かがとてもふわっとしてて、話しにもキャラにもあまり入り込めなかった。濡れ場で突然かわいげを見せる透は私には違和感だったし、嵐の俳優としての魅力もよくわからない。甘やかす、甘やかされるのやり取りも飲み込めなかった。
ただし絵は今回もすばらしい点が多い。特に人物の心の機微まで描ききる、眉間のしわ一つ、まゆげ、睫毛の一本にまで配慮を感じるアップでの表情は見とれてしまった。
ゆいつ先生が描くこの顔、この目の力、最高なんである。
裸体はほどよい筋肉感と厚み、生々しさがあり、今回まぐわっているときの顔の大きさと体のバランスがやや崩れることはあったものの、基本的には安定していて密着感がよく出ており、醸し出される熱量がひたすらにエロかった。
攻めと受けの顔をきちんと描き分けるゆいつ先生の画力と創意工夫には本作でも心から敬服。ところで先生の作品は、目がすっきり細めな方が攻めなことが多いけど、今回は受けでちょっと新鮮。
まだお話は続くとのことなので、次の展開に期待。
絵が見たいので、続巻ももちろん読みます。
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