「ぼくを埋めて」
」のレビュー

「ぼくを埋めて」

オキヒトツ

不気味で仄暗く理解が難しい作品

ネタバレ
2026年3月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読みホにて。「僕を埋めて」
シンプル過ぎる作品名に興味を持ちました。

何度か読み直して
村上が埋めたのは父親なのかなって思いました。
これに関しては憶測でしかない。
その場面を保護司の甥である藤に偶然見つかった。

藤が何故あれほど埋められたいか、
土に執着しているのかは
藤の過去のトラウマから来ている。
藤は、家庭環境が劣悪な機能不全の家庭で
生まれ育ったが、遂に声が出なくなった事で
叔父の家へ引き取られることになる。
保護司をしていた叔父の家には
沢山の人の出入りがあった。
その中の一人である小学生男児を埋めるという
事件を起こした谷口に藤は埋められたと
思われる。藤は2人目の犠牲者だったのだ。
しかし藤は、その時に骨を折る以外の怪我は
しておらず、当時の出来事も覚えていなかった。
そのため骨を折ったことしか叔父に伝えていない。

藤の記憶は、裏山で村上と出会い
村上の行動により全て思い出された。
こうして2人の歪な関係が出来上がったようだ。

最後の保護司が燃やした
ノートから読み取れる情報も面白い。
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