褒められたいのはSubのせい?
」のレビュー

褒められたいのはSubのせい?

アサナエアラタ

私この話かなり好きです。

ネタバレ
2026年3月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めてのドムサブとのことでしたが、BLとしてもドムサブものとしてもとても良かったです。
何より地方で第二の性にまだ差別感が残っている地での多感な高校生の話というのがBLやドムサブ抜きにしてもとても好きだなと思いました。
特に私の好きなシーンは2人のプレイを先輩が見て、佐原がサブだと知り、部活中のやりとりを擬似プレイだったのかと考え、「なんか、気持ち悪いなって」というシーンです。
多感な時期の若い子だからこそ出る言葉を選ばない発言。ずっと「普通」でいなければと頑張ってきた佐原にとっては1番きつい言葉だっただろうなぁと安易に想像でき、そしてかなり自分を責めて過呼吸になる佐原が、上手くいえないけど、思わず泣いてしまうくらいとても大好きでした。言葉が凶器になることをきちんと表現していたのが好きでした。
母親も子供を差別から守らなければと1人で頑張っていたことも良かったです。色んな壁があることを一冊に上手くまとめていて読みやすくて大好きです。
また、後藤も最初に「不意の事態に弱い」という分析がきちんと各シーンで発揮?されているのも良かったです。
ハピエン厨ではありますが、その途中の周りの偏見や葛藤を綺麗に描く話が大好きなので、この本はとても大好きです。
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