太陽が見ている(かもしれないから)
」のレビュー

太陽が見ている(かもしれないから)

いくえみ綾

タイトルは「歪」

ネタバレ
2026年3月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ まずタイトルの「太陽が見ている〜」の爽やかな物語ではありません。作中に頻繁に出てくる「歪」な人間模様です。故にとても気持ち悪いです。歪の最たる人物が日帆です。自分勝手自己中極まりない嫌な女ですが何故か皆に愛されます。実に歪で気持ち悪い現象です。ここでいくえみ先生の策略に気付きました。作中では愛されキャラで楡や飯島兄、岬の愛を一身に受けますが、多くの読者からはかなり嫌われている事でしょう。作中では愛に満ちた笑顔ですが、日帆は永遠に読者に許さない存在になりました。これが日帆に対する罰なのです。いくえみ先生が導いたのでしょう怖。次に楡。岬に焦がれつつも日帆と4年も寄り添い終いには好きになりますが、岬がフリーになった途端行ったり来たりの優柔不断。そもそも楡の優柔不断な態度がこの拗れた歪な人間関係を作るわけです。日帆にずっと側に居るよ。と言っていたのに岬に離れて行かない様にとキスをする(お前が離れてったんじゃ怒)長い間好きでいてくれてありがとう(お前は日帆を好きになったけどな)とにかくセリフが薄っぺら過ぎる。岬は、もはや一番の根源。何も言えない。タイトルの太陽に相応しいのは飯島兄弟だけ。兄が日帆と一緒で幸せと言うのならそれも良いでしょう。弟には前髪パッツンの明るい後輩と猫達が残りましたね。幸せになって欲しい。
ハピエンなのにイライラと気持ち悪さしか残りません。これがいくえみワールド。読んだ後も忘れられない最悪な作品ですが、何時までも忘れられない事は愛に似ています。まさに歪です。おみそれ致しました。
このコメントを読んだ全てのアンチ日帆の皆さんが、少しでも癒されて心穏やかに寝不足解消出来る事を祈って書きました。私も先生の策略に気付くまではイライラして眠れなかったので。
小学生以来のいくえみ先生のファンなので、これからも応援します。
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