奪ったのではありません、お姉様が捨てたのです
」のレビュー

奪ったのではありません、お姉様が捨てたのです

佐崎咲/紫彗冷泉/祀花よう子

聖女の義妹がヒロイン

ネタバレ
2026年4月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ セオリー通りなら聖女を虐げたりする義妹、なんだけど、その義妹が健気なヒロインとして活躍する物語。
姉である聖女が捨てた地位や居場所におさまって王太子にも想われてしまう。
ヒロインの姉がめちゃくちゃ問題児に描かれているけど、聖女視点からみたら「私は元平民です、私は姉の尻拭い役です」って位置付けなのに、聖女の役目そのものを奪う新たな守護システムの構築を王族と協力してやってる義妹なんて憎いしかない。しかも「仕事の話です」と婚約者といつも一緒にいる義妹…嫌いにもなるよ。
聖女が失踪しても国も積極的には探さないし、いなくなったのがチャンスとばかりに新システム稼働しちゃうし、なんだかなぁ。誰も聖女の味方はいなかったのかな。

何となく、自分が仕事できすぎなこともほんのり自覚してるのに、元平民にこだわるヒロインがややあざといなぁと思いながら読んでいたけど、1巻終盤にいわくありげな指輪が登場して、ん⁇ってなったところで終わった。
この物語はどこを目指しているんだろう。
健気な元平民ヒロインの成り上がりストーリーか、無骨な王太子が激甘溺愛へ変化するラブストーリーか、ヒロインの両親と叔母の秘密からつながるファンタジーなのか。話の進み具合ではごちゃっとしそうなので次は様子見かなぁ。
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