放課後、五年ぶりのキスをして《カノンミア》
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放課後、五年ぶりのキスをして《カノンミア》

厚見しゃけ

若さゆえの

ネタバレ
2026年4月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 至らなさを五年後に回収するお話です。
失敗したくないがために先回り先回りして大好きな彼女に息苦しさを感じさせて逃げられてしまった不憫なイケメン和束くん。何不自由無く育ち、要領よく生きてきた和束くんの初めての挫折がひよりとの別れ(というか逃げられた)だったため、五年もひよりを引きずり誰とも付き合わないまま。そんなことある?という気はする(イケメンは放っておかれない)。
ひよりの方も、地味で目立たない自分は和束くんに釣り合わないと思い続け、気持ちを伝えることもできないままスパダリ風に振る舞う和束くんの隣で息ができなくなってしまい、彼を避けたまま遠ざかり、誰とも付き合う気になれず五年。
しかしこの二人の幸運であった点は、偶然同じ高校で同僚となり再び出会えたこと。この機を逃すまいと二人の関係を周知する和束くんにかつてと同じ強引さを感じ再び背を向けるひより。途中和束くんを不憫に思う展開が続くけれど、同僚や同級生、かつての教え子との再会で次第に近づいていく二人の心が見どころかと思われる。
もどかしく感じる部分もあるけれど、丁寧に心の機微を追った良作。おすすめします。
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