もう一度信じて
」のレビュー

もう一度信じて

サラ・ウッド/高井みお

なんというか…

ネタバレ
2026年4月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 流石にその状況で浮気を疑われない男はいないだろ!と最初は思いましたが、でもヘレンとダンの出会いって思春期で、孤独だったダンの心をヘレンが埋めて、それ以来ずっとダンは誠実にヘレンだけを愛してきただろうし、ちょっと二年くらい忙しくてすれ違い夫婦だったってだけで裏切者!離婚よー!とは短絡的すぎるよねぇ…と思いました。てかセリーンを追い出すからそんな話になるんであって、セリーンの口から事情を説明させたらよかったのにダンがそうしなかったのは、やっぱり誰がなんと言おうと自分を信じてほしいっていう我儘ですよね。修復不能と思えた二人の関係は双子の早産に伴うヒロインの命の危機で劇的に修復され、ヒーローはヒロインに疑われたままでいいから優しくすると決めて、でも裏でこっそりセリーンを再雇用する。この選択が後々、セリーンの懺悔にも繋がるので良かったっちゃ良かったけど…ヘレンはどうしてそんなにダンの浮気と決めつけたかったのか不思議だし、ダンも裸の女が家に居たんだからとりあえず浮気は疑われてもしゃーないのに、妻がキレたくらいで「僕に味方なんかいない!」って極端すぎ。タイトル通り「もう一度信じる」ことはできたようだけど、「もう一度疑う」こともこの夫婦なら普通にありそうだわ。もし出張から戻ってきたらヘレンの昔の上司がベッドで全裸、床には脱いだ服、子供たちはベビーシッターに連れられて外出中、上司の男は「おっと早いお帰りで」とニヤニヤ、ヘレンがシャワーから出てきて「違うの!誤解よー!」みたいなシチュがあったとき、じゃあ無条件でヘレンを信じるのかい?とダンに聞きたい。無条件では信じられなくても言葉を尽くして態度で信じさせて欲しいってのが人の心ってもんだと思うけど。
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