明日、私は誰かのカノジョ
」のレビュー

明日、私は誰かのカノジョ

をのひなお

最高。リアル。自分の欠落と幸せ。

ネタバレ
2026年4月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻から17巻まで一気に読みました。
とても良い。
とてもリアル。
色々と学びになりました。

作画がまたイイ。
キャラの描き分けが上手い。
親子とか、しっかり親子。
顔面偏差値が大変正確に測れる素晴らしい作画。

リアルなのは時間軸が現実と同じようにで進むからかな?
コロナ禍で大学に行く意味がないから辞めたり休学したりと、
コロナ禍の資料にもなるなぁ。

あとこの作品はお客さんへの解像度も高いからリアル。
なるほど、こういう闇にハマるのはこういう層⋯⋯。
夢を夢と割り切れる人(飯田、正之)、割り切れない人(檜山、心音)⋯⋯。

お話の構成は、
作品全体を見ればやはり雪が主役だけど、群像劇ですね。
一人ひとりにスポットライトが当たる。
雪→リナ→あやな→翼→萌&ゆあてゃ→留奈→菜々美→太陽&雪

次は誰が主役?と毎度どきどき。

主役になった子みんな好き。
彼らの共通点は、自分を分かってるところ。
雪は葛藤しながらも、やっぱり雪も自分への解像度が高かったですね。

主役としてスポットライトが当たった子は、
みんな好きですが、最推しはあやなです。
次点で留奈、3番で雪。

夢を売って得たお金は、自分のために使う。
そういう子が私は好きです。

あやなの何が良いかって?
自分のことをめちゃくちゃ正確に理解していて、
自分に正直に生きているところです。
自分との約束を守る女です。
現実をたいへん正確に見ている。
そのうえで自分がどうしたいか見えている。
欲しい結果のために努力する人。

留奈もまた然り。

でも、ゆあてゃも、あれはあれで、
自分のこと理解しているだろうし、嫌いではない。

ふわふわしているようでいて、リナも菜々美も、本当は地に足を着けられる強い人。

自分の欠落は何で、
何をすれば欠落を埋められて、
その上でどうあれば幸せなのかを、
自分で理解していれば、
人生は明るくなる、
という教訓を貰いました。

をのひなお様、素晴らしい作品を世に出していただき、ありがとうございます!
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