魔女と猫
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魔女と猫

黒井よだか

魔女と使い魔の設定が天才的

ネタバレ
2026年4月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 合意ありのキスとsexにより、人間を『命のストックがあり怪我や病気が瞬時に治る』人外〈使い魔〉に変化させるという特殊能力を持つ人間・〈魔女〉。使い魔と魔女は定期的にsexしないと魔力切れを起こして使い魔が死に、飼い主である魔女が死ぬと使い魔も自動的に死ぬため運命共同体であり、使い魔は裏社会から狙われる自分の魔女を命懸けで守らなくてはならない、一度合意のsex(契約)をするとその魔女からしか魔力供給できない、複数の契約は魔女の命を削るので一人一体が基本。…という、なんという夢とロマンの詰まった設定なのでしょうか!!つまり受けが合意ありでキスと体を許した相手(使い魔)とは一生添い遂げなくてはならないわけですよ!もう結婚みたいなものですよ!作者は天才ではなかろうか!?

魔女という単語にあまり良い印象を持ってなかったのですが、この作品での解釈と扱いは非常に好きでした。受けが清廉で強いので明るさが保たれていますが、血みどろの激しいバトルや(これがまた描き方がお上手なのです)攻めの過去や精神の危うさの影響で内容は薄暗く、まるでガラス細工を触るかのような独特の痛みが走る切なさがあり、でも二人は両思いのラブラブで、でもメリバに近い感じもあるし…というそれらの感情をこの独自の設定と世界観が包み込んでくれることで魔女シリーズを唯一無二のものにしていると思います。
私は「魔女の犬」から入ったのですが、物語の時系列的にはこちらが後ですね。敵役の二人(犬組)のことが気になる方はぜひ「魔女の犬」をお読み下さい。あちらも本っっっ当に最高ですので!!
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