作りたい女と食べたい女
」のレビュー

作りたい女と食べたい女

ゆざきさかおみ

いち当事者として、救われました

ネタバレ
2026年6月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ ゆざき先生、「つくたべ」を描いてくださって本当にありがとうございます。100万部突破も、本当に本当におめでとうございます。
パートナーのいない当事者の私としては、「ふたりでいなきゃレズビアンじゃないわけじゃねーっつの」という一連のセリフを描いてくださった事にも大変救われました。女性同士(4人)の連帯がしっかり描かれているところも本当に素晴らしいです。
今の日本は、レズビアン差別どころか、フィクションであるGL・百合すら本屋さんにコーナーなんて無くって(電子書店サイトにすら無い)、内容に当事者性を出す事も躊躇われ、いざ描けば重いとかそういうのは要らないとめんどくさがられ、恋愛している百合キャラは露悪的に描かれがち(サイコレズビアンと呼ぶらしい)です。そんな今の日本にあって、つくたべのような当事者への誠実な思いやりが感じられる作品と出会えた事は、私の人生の宝物です。
私は現実で幸せな恋なんて叶わなくて、だからこそ漫画で満たされたかった。でも百合漫画ですらそれを享受する事が叶わない事に日々絶望して生きていましたが、つくたべの新刊を読んで、「一人じゃない(かもしれない)」って感じることができました。本当にありがとうございます。
こんな事を言うのは大仰なのかもしれませんが、憲法にある表現の自由って、本来こういう表現(社会派)も守るためにあるんじゃないでしょうか。憲法詳しくないけど。
本来ファンレターで書くべき内容かもしれませんが、どうしても急いで書き残しておきたかったので、ここに記させていただきます。
いいねしたユーザ12人
レビューをシェアしよう!