ダクダデイラ
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ダクダデイラ

餅屋蛾

結局理解不能なものが一番怖いのだ

ネタバレ
2026年6月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 数多存在するモキュメンタリーホラー小説の中でも、自分の恐怖のポイントにかなり刺さった作品。
当初無関係に思える様な各話が読み進めるにつれその関係性が見えてくるタイプの系統ではあるが、本作は(1巻時点では)解決編的なまとめの話が存在しない。ここが重要。各話に登場する怪異や異変にある程度の関係性を見出すことはできるわけだが、結局のところ何なのか、どういうことなのかということは明確に示されることはなく、ただ破滅的猟奇的場合によっては致命的な状況のみがネット上の文字・文章という間接的な表現によって示されるのみである。
理解できない未知なるものこそ最も恐ろしい。後味悪く苦虫を噛み潰したような感覚で終わるJホラー的恐怖。それがどこかで見て経験したようなネット上の怪文書という媒体によってもたらされる良質の傑作ホラー。
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