【単話】さようなら王子様、どうか私のことは忘れてください
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【単話】さようなら王子様、どうか私のことは忘れてください

青井よる/ハナミズキ/梅之シイ

単なる元サヤじゃない

ネタバレ
2026年7月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 漫画で読んで気になりすぎて原作一気読みした。
元サヤ系とか、冷遇→溺愛系のお話は読んでて『なんでコイツとまたくっつくのか理解不能』みたいにモヤることがたまにあるけど、これはサクッと読める分量ながらも二転三転と展開があり飽きずに読めると思った。
さよならされたヒーローは後悔するんだけど、それは身を引き裂く様な魂の懺悔とも言える重いもので…ざまぁ系が大好きな私も自業自得だバ〜カと簡単に片付けられなかった。単純に浮気したことに対する後悔だけじゃなかった。もっと罪深かったし根深かった。でもそれには同情せざるを得ない部分もあって…彼が完全悪ではないってところがこの作品を深く面白いものにしてるなと思った。ヒーローは、読者が読み進めていく上で抱えるであろうモヤモヤや苛立ちを懺悔しながらちゃんと拾っていってくれるから読了後にはスッキリできるはず。
ヒロインがチョロくてすぐ絆されてサクッと元サヤに戻る話は読む気がしないけど、このヒロインは一筋縄ではいかない芯のしっかりした女性で好感もてる。
亡命先で彼女の身に起きるある出来事が後々ヒーローを更に悩ませるんだけど、それもまたヒロインが味わってきた苦悩への『お返し』の意味でバランス取れてるなと思った。バランスが取れてるから元サヤ話が苦手な人も読みやすいかも。
ヒーローだけじゃなくて恐らくヒロインもちょっと鬱屈した執着愛のようなものを抱えてるっぽい?真面目で健気なだけじゃない仄暗さも垣間見えて、とても魅力的なヒロインだなと思った。以上、原作を読んだ感想^^
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