脇役の私がヒロインになるまで
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脇役の私がヒロインになるまで

もちお/琴子/火野あかり

好感度上げが恋愛リアリティショー

2026年7月9日
少し辛口で書かせていただくと
琴子さんが原作のわりには薄っぺらい作品だと思いました。

普段は基本的に男女1対1で濃い恋愛描写を描かれるのが琴子さん作品の醍醐味だと思っていましたが
この作品に至っては、主人公が登場人物全員の好感度を集めなければいけないという設定上
入れ代わり立ち代わり色んな人と少しずつ仲良くなっていくシナリオで
普段の琴子さん作品のような萌え要素を期待して読むと肩透かしをくらいます。

もう一度言います、薄っぺらいです。
乙女ゲームの世界へ転移したという設定ですが
良くも悪くも本当に乙女ゲームしています。
印象に残る描写もないままいつのまにか攻略対象達が主人公のことを好きになっていて、気付いたら逆ハーになってるタイプの乙女ゲーム。
いつのまに好きになったの?そんなので好きになるの?
そう問いたくなる乙女ゲームを実際にプレイしてきましたが、まさに同じでした。

3巻のラストを見た感じ、これまでの流れとは少し風向きが変わるかな?と期待できそうな事実も出てきましたが
だからといって、これからこの作品が面白くなるとも思えません。

絵は綺麗で好きです。
でも琴子さんの持ち味がこの作品には全然活かされていないように感じました。
原作者が2人いるようなので、作画担当も合わせると3人の合作ですね。
無難でありがちな面白さを求めた結果、普段の琴子さん1人原作の時みたいに、自由に尖った話創りはできなかったのではないかな…と勝手に想像します。

つまらないわけではないけど、印象に残らない。
読んだあとすぐに忘れてしまうような、そんな作品になってます。

乙女ゲームなのにRPGな世界観設定を面白くしたくて、原作者が2人居るんだと思いますが
スタート時点から塔で、サクサクと色んなキャラクターと合流できて
大した会話もないままなぜか仲良く登っている。
説明不足感が否めません。
種族間の対立の話とか、作るならもっと徹底的に作り込んで殺伐とさせてくれないと、読んでる側は
なんだもう仲良くできてるじゃん…って全然設定に入り込めないです。
なんなら設定なんてあったかな?ってくらい記憶に残らないです。

もっと面白い作品にできただろうに残念…。って印象が強いので少し辛口になってしまいました。
色んなキャラと代わる代わる会話する様子が恋愛リアリティショーの番組みたいに見えてきました。
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