このレビューはネタバレを含みます▼
シンプルな絵でいろいろと語られていくエピソードの一つ一つが「あー、これはしんどいなー」という感じ
母親から逃れようとして彼の元へ走っても、そもそもその彼も母親と同じタイプの人を選んでしまっていたりと判断基準が侵されてしまっていてムダに遠回りしていたり
ネットで同じ境遇の人の話を聞いたり、カウンセリングで自分を肯定されたりしてやっと親と付き合わなくていいしそれが罪でもないと結論づいたのは開眼だったようですが、それもまた淡々と同じテンションで描かれてるあたり、やはり迷い迷いの通過点に過ぎないのかなという感じで読後も到達感は特にない本です