このレビューはネタバレを含みます▼
すごく綺麗にまとまっていて読後も余韻に浸れました。
すっごく良い!無理がない!絵が素敵!ダークな雰囲気がとっても良い。常に血塗れボロボロで険しいお顔の勇者、白くてふわっと可愛い気弱で優しい聖女の対比も良かったです。
優しかった幼馴染が過酷な戦闘の中で人間性を削ぎ落として勇者というキルマシーンになり堕ちていく。これは役目と求められるまま傷を癒す事しか出来ない聖女。
少し乱暴に見えるけれど女の子を傷つけることはないし何よりお互いに好意があるのがわかります。なのに勇者は無理矢理彼女を対にした負目があり、聖女はただの役目で選ばれたと思っている、すれ違い切ない。
これが最後としがみつく手が、揺れる瞳に映る面影がなんとも切ないです。面と向かって愛してるとか好きとか愛の言葉を交わさなくても、端々から好きは感じられるしお互いに想う心はあって、やっと役名ではなく本当の名前を呼び合ってのえっち…執着でも依存でも傷ついている2人がお互い歩み寄りながら心を打ち明けあってずっと一緒にいられると良いな、と思いました。