「復讐が足りない
」のレビュー

復讐が足りない

冬野梅子

面白い

ネタバレ
2026年7月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ まったりしてそうで全くまったりしてない、展開も何もかもこちらの脳を試してくるようなギリギリを攻めてくる感じ。
読み進めるごとに「えっ?はぁぁ???なっ…そうなる感じ???」とめちゃくちゃ脳内が忙しくなります。
一応テーマとしては『性加害、その被害者と加害者の意識の乖離』のような感じかなと思うのですが。
読んでいるとそこかしこに、自分にも身に覚えのある描写があるので読みごたえが凄いです。
被害女性が会社を辞め、加害男性がヘラヘラと会社に居続けるという矛盾。
被害者がなぜ泣いて、苦しまなければいけないのか?
被害者とは、加害者とは、それぞれの感情とは。
そして復田さんは加害者に憤りつつ、気付いたら加害者に…という二転三転のストーリーが本当に面白いです。
最初はとにかく波風を立てず、誰の脅威にもならないように地味にしていた復田さんが、どんどん変貌していく様も興味深い。
続きが楽しみです。
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